2001/7/24
NASAのロボットに、OSとしてリナックス、CPUにペンティアムVを使用


NASAは国際宇宙ステーションで作業を行うクルーを支援する目的で、空中に浮遊する球状のロボット「PSA:personal satellite assistant」を開発しているが、オペレーティングシステム(OS)にリナックス、CPUにペンティアムVを採用する。このロボットは、クルーが作業している間、ステーションの中を浮遊しながら移動し、温度、二酸化炭素、酸素などの情報をクルーに知らせる。

移動にはプロペラを使用し、視覚機能にはビデオカメラを搭載する。また、地上からコントロールも可能で、地上管制官にステーションにあたかも居るような疑似体験を可能とする。また、小型のLCD(液晶画面)には搭載されているコンピュータにネットワーク接続のリストを表示する。

現時点はプロトタイプの段階だが、コストダウンのためにペンティアムとリクナックスを採用した。


関連記事
http://www.spaceref.co.jp/news/archive/article/search2000/tec2000_08_31.htm
関連ビデオ
http://www.spaceref.co.jp/homepage/art/images/iss_view58.wmv 
(ビデオの後半にPSAが描写されている。ただし、Windows Media Player が必要。Macには対応しておりません。)