2010-07-31 2182年、小惑星が地球に衝突の可能性

新しい研究によると、2082年に巨大な小惑星が地球に衝突する可能性がある。この1999 RQ36と呼ばれている小惑星が地球に衝突する可能性は1000分の1であるが、可能性の半分は2182年に起こりうる。この研究を発表したのはスペインのバリャドリド大学のサンサトーリ教授。

彼女の研究仲間はこの小惑星が地球に衝突する可能性を数学的モデルを使用して計算した。その結果、2182年に地球に衝突する可能性のある小惑星を2個発見した。詳細は科学雑誌「イカルス」に発表されている。

この小惑星は1999年に発見されており、直径は約560メートル。この大きさの小惑星が地球に衝突した場合、広範囲に影響を及ぼす可能性が有る。科学者等はこの小惑星を290ヶ所の光学望遠鏡と13のレーダ観測により追跡を行ってきた。しかしヤルコフスキー効果(Yarkovsky effect)と呼ばれる影響を受けることで軌道が僅かに変化する可能性のあることから、いまだに不確定な部分は残っている。

ヤルコフスキー効果は、ロシアの土木技術者、イワン・ヤルコフスキー(Ivan Osipovich Yarkovsky、1844年 - 1902年)によって見出された。ヤルコフスキーは余暇に科学の研究を行い、1900年頃に、研究を発表し、自転する小惑星などの天体の「1日」の熱放射の不均一によって生じる微小な力の積み重ねが長い時間がたつと、その小天体の軌道を変化させると主張した。

サンサトーリ教授等は、この小惑星が地球に衝突する可能性が2060年にもあるが、確立は低いとしている。しかしながら、2080年までに地球の軌道近くと通過する小惑星は4個有るとしている。