SSTL(サリーサテイライト)社は、カザフスタン向けの中分解能マルチスペクトル地球観測衛星の開発を開始した。この衛星は2009年10月にEADSアストリウムとカザフスタンとの間で調印された契約の一部として、EADSアストリウムが提供する高分解能地球観測衛星の能力を補足することになる。
カザフスタンはEADSアストリウムとSSTLの最新の地球観測(EO)衛星技術を利用し、国家的な地球観測システムを構築している。このシステムは同国の天然資源探査と資源管理、土地利用、環境モニタリング等の情報を政府に提供し、政策及び政策決定に使用している。
中解像度地球観測衛星(The Medium Resolution Earth Observation Satellite:MRES)プロジェクトで、EADSグループの2社が如何にしてマルチ衛星システムを統合して軌道投入するか、その手法が注目される。
MRESはカザフや他のエリアを広い観測幅でマルチスペクトル画像を収集する。衛星の質量は200kg以下、1日100万平方キロメートルの画像をダウンリンクする。また、この衛星としては極めて例外的となる高速指向性能を発揮する。
SSTLはこのMRESを3年以内に打上げ、総合的な訓練と開発作業を含み、基本的にはSSTL-150衛星バスを採用する。このバスは、TopSat、DMC+4、CFESat、RapidEye等の衛星に使用されている。また、NigeriaSat-2衛星に採用された最先端技術を取り入れ、高いデータハンドリングとダウンロード能力を発揮する。