韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)号」(KSLV―I)の再打ち上げが10日午後5時(日本時間同)、同国南部・全羅南道の「羅老宇宙センター」で行われたが、飛行中に爆発し失敗した。安秉萬教育科学技術相が明らかにした。
最初のロケットは昨年8月、同センターから打ち上げられたが、軌道に入れず失敗。再打ち上げも失敗したことで、韓国の宇宙開発に大きな痛手となるのは必至だ。
安教育科学技術相によると、打ち上げの約2分後にロケットからの通信が途絶。ロケットに搭載されたカメラの映像から、爆発したと判断した。原因について、韓国と、技術提供したロシアが調査を開始した。韓国大統領府によると、李明博大統領は「次の挑戦で成功できるよう努力してほしい」と述べた。
ロケットは全長約33メートルの2段式で、液体燃料を積んだ1段目はロシアの技術を導入し、固体燃料を用いる2段目は韓国が独自開発した。今回の爆発は、1段目で飛行中に起きたとみられている。韓国航空宇宙研究所などによると、前回の打ち上げが失敗した場合の予備機として製造され、構造は基本的に前回のロケットと変わらないという。(共同)
(編集者コメント:ロシアに新型ロケット開発の能力が欠如している証拠とも考えられる。それでもロシアのヘリテイジを利用する方が得策と判断した韓国政府。ロケットの新開発で初期の失敗はどの国も経験している。仕方のないことであろう。次は成功するだろうが、失敗の原因究明が次の成功につながる。)