2010-02-06 ミサイル:「イランのロケットはノドンのエンジンを改良」
蔡連錫・前航空宇宙研究院長が主張

 イランが公開した人工衛星用ロケットエンジンが、北朝鮮のものと同じ方式で製造されているという主張が、韓国の専門家の間から出ている。

 蔡連錫(チェ・ヨンソク)前航空宇宙研究院長は4日、「イランは国営 IRNA通信などを通じ、独自開発したとするロケットエンジンを公開したが、これには北朝鮮のノドン・ミサイルのエンジンが利用されているようだ」と述べた。イランは3日、人工衛星用ロケット「カボシュガル3号」の打ち上げに成功し、自国で開発したエンジンを公開した。このエンジンは四つのエンジンが一つにまとめられた形となっており、推力(ガスの発射などで生じる推進力)は128トンに達するという。

 蔡氏は「昨年イランが打ち上げたシャフィール2号は、32トンの推力を持つノドンのエンジンを一つ使っていた。今回公開されたエンジンは、外見から推測すると、シャフィール2号に使われたエンジンを四つまとめたものだ。そのため、公開された推力128トンというのは、32トンのちょうど4倍になる」と述べ、その上で「昨年北朝鮮が発射したテポドン2号の推進方式と同じもののようだ」と推測した。

 イランはこの日、次世代の衛生打ち上げ用ロケット「シモルグ」の外観と性能も公開した。蔡氏は「シモルグの推力は143トンとされているが、これはノドンのエンジン4基に自主開発した操縦用小型エンジンの推力15トンを加えたものだろう」と説明した。蔡氏によると、これは北朝鮮のテポドン2号の方式をさらに改良したものだという。専門家はテポドン2号について、「操縦用ロケットを設置しない代わりに、熱に強い黒鉛の翼をエンジンの排出口下に設置して方向を変える『ジェットエンジン方式』を採用した」とみている。

 蔡氏は「北朝鮮は旧ソ連のミサイル技術を取り入れてノウハウを積み上げ、イランはその技術を再び取り入れ、自ら改良しているようだ」と述べた。

白承宰(ペク・スンジェ)記者 朝鮮日報