2010-01-14 ミサイル迎撃成功、高まる中国の技術競争力

 中国が今月11日、米国、ロシアに続き、陸上の基地から発射したミサイルで大気圏外を飛ぶ弾道ミサイルを迎撃する実験に成功した。中国軍関係者は「中国のミサイルは米国の迎撃ミサイル、パトリオット3(PAC3)より迎撃高度がはるかに高く、能力も優れている」と語った。中国は2007年1月に衛星攻撃用弾道ミサイルを発射し、宇宙軌道上の古い気象衛星を撃墜することにも成功した。

 中国は昨年10月1日、建国60周年の軍事パレードで戦略核兵器を搭載できる新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)のDF-31A(東風31号A)をはじめ、空中早期警戒管制機、長距離地対地ミサイルなど約50種類の新型兵器を公開した。中国がこれまでベールに隠されていた軍事力と技術水準を世界に誇示し始めたことは、「中国の力」にそれだけ自信を抱くようになったからだ。

 中国は今年10月に月探査衛星「嫦娥(じょうが)2号」を打ち上げるのに続き、12年には無人宇宙船「嫦娥3号」を月面に着陸させ、17年までに有人宇宙船の月面着陸を成功させる計画だ。それに向け、昨年9月には中国南部の海南島で新たなロケット発射基地の建設に着手した。宇宙開発にも本格的に参入した格好だ。

 中国は昨年1年間で1兆2016億ドル(現在のレートで約109兆8500億円)の輸出を記録し、ドイツを抜いて、世界最大の輸出国に浮上した。中国は「世界の工場」の地位を固めたが、まだ技術水準と産業構造などの面で先進国と差があるのは事実だ。韓国の企業人の間にも「中国はまだまだだ」という声がある。

 しかし、コンピューター、インターネット、衛星利用測位システム(GPS)から電子レンジ、スポーツ用品に至るまで日常生活で使っている商品の相当数が軍事技術に関係している。米国、ドイツ、日本がかつてそうであったように、中国が最近誇示している宇宙航空、軍事分野の技術水準は遠からず民生用製品の性能向上を加速させ、市場で韓国製品を圧迫するようになるはずだ。そんな意味で中国のミサイル迎撃実験成功は、韓国に大きな問題を投げ掛けている。(朝鮮日報)