2012-03-01 破産を脱したRocketplaneグローバル、スペースプレーン開発資金を募集

二年前に倒産したRocketplane Global(ロケットプレーン・グローバル社)は現在は破産状態を脱し、6人乗り弾道宇宙船を建造するための資金100億ドルを集めている。

カリフォルニア州パロアルトで開催された次世代サブオービタル研究会議で、ロケットプレーン・グローバル社ビジネス開発担当のチャック・ラウアー副社長は、同社が昨年12月にスペースアセットLLC(Space Assets, LLC.)と呼ばれるウィスコンシンの新しい持ち株会社の下で会社更生法適用から解除されたと述べた。元の支援者であるジョージ・フランスも新ベンチャー企業に関与している。

スペースアセット社はRocketplaneの親会社となるキスラーの資産を昨年12月にオークションで落札した。これらの資産には、Rocketplane Globalの商標および知的財産が含まれている。

計画では宇宙船を建造し、ウェットリース契約によってヨーロッパとアジアの上空を飛行するサービスを実現するための資金を調達することである。子会社のSpaceLinq社は、ヨーロッパの運用を行うためのオランダに設立された。スペースプレーンは、オランダとスペインのバルセロナの宇宙港から離陸する。 Spacelinq会社はまたアジアにも設立される。

ラウアーは、米国の投資環境が悪い状態であり海外投資を求めている。 スペースアセット社は収益を得るためにF-104戦闘機を使用してフロリダから弾道ペイロードを打上げる計画を持っている。サービスは約2年以内で運用開始されると述べた。