2011-10-14 3万円の個人衛星、宇宙からの信号も地上で受信可能 Kicksat

3万円程度で自分の衛星を打ち上げる、そのような夢のような話が実現しそうだ。ただし衛星と言っても箱のような衛星ではなく、小さなカードの大きさの衛星である。

この衛星はチップ程度の大きさで太陽光発電衛星となっている。地球大気に再突入して焼失するまで地上に信号を送ってくる。

デザインしたのは米コーネル大学の学生マンチェスター君。衛星名はキックサット(Kicksat)と呼ばれる。このキックサット衛星(衛星というより宇宙収納容器)の中に入れた小さな衛星「スプライト Sprite」を多数収容して宇宙に打上げ、キックサットを開放してスプライト衛星を宇宙で放出する。

スプライトには微細な太陽電池と送信機が組み込まれ、地上に簡単なメッセージを伝送する。宇宙を飛行する期間は数日間で、その後は大気圏に突入して消失する。

開発目的は、高校生ぐらいでも参加可能で、政府や大企業しか実現できない衛星打ち上げをだれでも可能にしたいとのこと。これまでに30人がネットを通じて予約している。マンチェスター君によると、100人ぐらいは契約してくれないとテストも出来ないし、NASAが打ち上げを無料で実施してくれることを期待している。

400人が契約してくれると民間の衛星打ち上げの利用が可能となる。2013年までに打ち上げを実現したいとのこと。