2011-07-28 世界初の民間ISS補給カプセルドッキング 12月9日頃

NASAはISSへの物資補給カプセルを民間企業数社に開発競争を展開しているが、そのうちの一社のSpaceXが開発する「ドラゴン」が最終的に承認された。順調に進めば今年の11月30日にISSに向けて打上げられ、12月9日にドッキングする。

打上げには、SpaceXが開発するFalcon9ロケットが使用される。ロケットは射場となるケネディー宇宙センターに運び込まれている。

これが成功すると、引退したスペースシャトルの代替機としてISSへの物資輸送を一手に引き受けることになる。同時に、輸送費も大幅にコストダウンとなり、従来のシャトルの打上げ1回が1000億円(1Bドル)から133Mドル(契約では12回の打ち上げで総額1.6Bドル)と超格安となる。

一方、同じ輸送カプセル開発企業のオービタル・サイエンス社は来年2月頃の打ち上げで準備を進めている。