2010-08-13 編隊飛行に布石 スウェーデンプリスマ衛星分離成功

スウェーデンが開発した、編隊飛行(Formation Flying)技術実証衛星「プリスマ:Prisma」の衛星が軌道上で分離に成功した。今後数ヶ月間をかけて、欧州からのセンサーを使って、軌道上の編隊飛行とランデブー技術を試験する。

分離した各々の衛星にはニックネームが付けられている。マンゴ(Mango)とタンゴ(Tango)。軌道高度は約800km。質量は主衛星のマンゴが約140kg、ターゲット衛星となるタンゴは約40kg。

ミッションの主目的は以下の通り
・新規GN&C(Guidance, Navigation & Control:航行制御)システムに必要な技術と将来のランデブー及び編隊飛行に必要なセンサー技術の試験
・編隊飛行の実施試験、主衛星から離れたターゲット衛星が接近し、周辺を飛行し、離れる。
・自律的な編隊飛行にGPSセンサーを利用しセンサーの能力を試験
・スタートラッカーをベースとした光学センサーを、トラッキング及びランデブー/ドッキング用センサーとして実証試験
・ESAのダーウィンプロジェクトに応用される予定の無線周波数計測編隊飛行パッケージの宇宙適合試験。アルカテルスペースが実験の責任機関となり、CNESが支援する。
・新しい衛星推進システム実験。推進剤に毒性のないHPGP(High Performance Green Propellant:高効率グリーン燃料)を使用。この燃料はスウェーデンのECAPS社がSSC(スウェーデン宇宙公社)とボルボエアロの協力で開発。このシステム開発はヒドラジンをベースにした推進システムに取って代わることを目指している。
等々