2010-07-22 藻から抽出したバイオ燃料飛行機、EADSが積極的に研究

EADSは、バイオ燃料の材料として藻を利用した航空機燃料を研究している。今回の航空ショーで、藻から抽出した燃料で飛行する小型プロペラ機を発表し、注目されている。

EADSは先月ドイツにてバイオ燃料の小型機飛行に成功しており、地球に優しい航空機開発に道筋を示した。航空業界としても炭酸ガス排出制限の要求が高まっており、航空機製造メーカも航空業界も新しい燃料の登場を望んでいる。

しかしながら、一般的にはすぐにでもバイオ燃料が現在のケロシン系燃料に取って代わると考えられておらず、最終的に商業ベースにのるまでには数年は必要と見られている。

藻は農地を痛めず、汚染された池でも生育可能であり、また多くの二酸化炭素を吸収することで環境にやさしい。藻を乾燥させたバイオマスから機械的、あるいは化学的処理で油を抽出する。100kgの藻バイオマスから21リットルの油が抽出できる。これは、現在バイオ燃料用穀物として使用されている大豆よりも15倍の油が生産可能である。また、藻のバイオ燃料はケロシンなどの他の燃料を混ぜることも可能で、エンジンやパイプの大幅な改修を必要としない。

さらに、藻のバイプロダクトとして高タンパク質混合物を生産することから、薬品や化粧品への応用も期待できる。