米国国防省がまとめた報告書「U.S. Space Posture Review:米国宇宙情勢分析」(非公開)中間報告によると、衛星と宇宙デブリが衝突することによる衛星利用サービスの損失額は250Bドル(24兆円)規模になると警告している。衛星利用サービスには金融業界通信、GPS、国際電話、グーグルアース画像、テレビ放送、気象予報などである。
この報告書は議会に提出され、議論される。報告書をまとめた科学者等によると、宇宙での衝突は、次の衝突の原因となり、衝突の連鎖反応が起き、ある軌道は使用不能になる可能性が有る。中国の衛星撃墜実験によって多くの宇宙ゴミが発生し、それが原因でイリジウム衛星とロシアのコスモス衛星との衝突が発生し、1500個もの宇宙ゴミが発生している。この衝突の連鎖を止める方法は現時点は存在しない。
2007年の中国の衛星破壊実験では15万個以上の宇宙ジャンクを残した。地球低軌道の800-1000kmには確認している宇宙デブリは37万個あり、衛星は1100個である。