世界最大の防衛産業グループEADSディエン社長
「EADSグループは今後、世界8大航空宇宙大国入りを目指す韓国の航空宇宙産業に寄与するため、あらゆる支援を惜しまないだろう」
世界最大の防衛産業グループEADSの国際部門を率いるクリスティアン・ディエン社長(59)は21日、ソウルで行われた記者会見で、冒頭のように語った。
25日までソウル空港で開催される「ソウル国際航空宇宙および防衛産業展示会(ADEX)2009」参加のため、来韓したディエン社長は、事業の関係上、20年前から数え切れないほど韓国を訪れている「知韓派」だ。
「今年7月に出庫式を行った韓国型機動ヘリ(KUH)“スリオン”(タカを意味するスリと完ぺきな状態を表すオンを組み合わせた新造語)の場合、韓国航空宇宙産業(KAI)の協力企業として、EADSの子会社ユーロコプターが技術移転による開発支援を行った。今後、共同で輸出合弁会社を設立し、世界の輸出市場にも進出する。スリオンに対しては、ヨーロッパ各国も関心を示している」
ディエン社長は数学と物理学の修士号を持つエンジニアで、1974年にトムソンCSF社の研究開発エンジニアとして出発。その後、地域の営業本部長や航空宇宙分野の輸出担当副社長などを務めた。
1989年には、マトラ社の輸出担当副社長として韓国にミストラル携帯SAM(対空ミサイル)を輸出し、韓国との縁ができた。約12万人の従業員を抱えるEADSは、昨年売り上げ433億ユーロ(現在のレートで約5兆9000億円)を記録したヨーロッパ最大の航空宇宙防衛グループだ。子会社には、ボーイングと世界のトップ争いを繰り広げている航空機メーカーのエアバス、世界的なヘリコプターメーカーのユーロコプター、宇宙分野を担当するアストリウム、ミサイルメーカーのMBDAなどがある。(ユ・ヨンウォン記者、朝鮮日報)