2008-09-19 NASAのMAVEN探査機開発、ロッキードが契約獲得

NASAは2013年に打ち上げ予定の火星上層大気観測衛星、MAVEN(Mars Atmosphere and Volatile Evolution)の開発企業にロッキードマーティン社が選ばれた。開発コストは485億円規模である。

この探査機は火星の大気や過去の気象を予想するためのデータを収集する。プロジェクトのPIであるコロラド大学大気宇宙物理学研究所のヤコスキー教授によると、探査機は楕円軌道を飛行し、現在の大気が希薄になった原因として太陽風が影響していると仮説を立てている。

ロッキードによると、過去の経験から考えて大規模な気象変動は大気が失われたことが原因であると考えている。