2007-05-18 Orbital Expressで液体転送に初めて成功

軌道上での衛星同士のドッキングや燃料補給のための試験を実施しているOrbital Express プログラムで、このほど、燃料補給技術を実証するための液体の補給試験を行い成功した。

このDARPAによるプログラムでは軌道上での衛星の自律的なサービスを実証するために、さまざまな技術がテストされている。とくに困難とされる燃料補給作業では、液体を補給するシステムを確認した。この技術が順調に作動すると、今後の衛星の運用に大きな革命を起こすことになり、衛星再利用や宇宙ゴミの減少に貢献することになる。

補給サービスを行う側の衛星は ASTRO(Autonomous Space Transfer and Robotic Orbiter)と呼ばれ、サービスされる側の衛星はNextSat(Next-Generation Satellite)と呼ばれている。ASTRO衛星開発に参加したノースロップグラマンは、6自由度の衛星制御に必要な推進システムも提供している。