宇宙旅行を手がける米スペースアドベンチャーズ社は3日、国際宇宙ステーションに滞在する史上4人目の観光客に元ライブドア取締役の榎本大輔さん(34)が決定したと正式に発表した。
2006年10月、ロシアのソユーズ宇宙船で、ステーションに行き、1週間滞在する予定。旅行代金は2000万ドル(約23億4000万円)。
榎本さんはすでにロシアでの訓練を始めており、同社を通じて「日本で初めて、個人宇宙旅行に向けた訓練に臨むことを誇りに思っている。30年間というもの、地球を宇宙から見たいというのが夢でした」とのコメントを発表した。(読売新聞)
元ライブドア取締役で投資家の榎本大輔さん(34)は3日、国際宇宙ステーションに滞在する世界で4人目の宇宙旅行客として来年秋、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロシアのソユーズロケットで出発すると発表した。「宇宙でガンプラ(ガンダムのプラモデル)を作りたい」という榎本さんが支払う旅費は、なんと約23億円。宇宙旅行ビジネス参入を目指すホリエモンより先に、宇宙へ旅立つことになりそうだ。
◇
世界で4人目、日本人では初めてとなる民間人宇宙旅行客は、ライブドアの堀江貴文社長(32)の元側近だった。
榎本さんが運営するホームページ(HP)によると、米宇宙旅行会社スペースアドベンチャーズと昨年11月に契約。訓練などを含めた費用2000万ドル(約23億円)は自己負担する。既にロシア宇宙庁などによる医学検査に合格、10月からモスクワ郊外のスターシティーでロシア語などの訓練を積んでいるという。
出発は来年秋の予定。カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロシアのソユーズロケットで地上から約400キロ上空の国際宇宙ステーション(ISS)に向かう。約1週間ISSに滞在し、全行程は10日間の予定。
榎本さんは千葉県出身。米国留学後、平成10年に情報技術(IT)関連事業を立ち上げたが、3年前に株式を現ライブドアに売却するなどして財産を築いた。同社の最高戦略責任者となったが一昨年に退社し、日本、香港などを拠点とする投資家に転身。同時にDice−K(ダイス・ケー)という名で最新の流行や宇宙に関する情報を紹介するなどの活動もしている。
既に気持ちは宇宙!? 実現すれば世界で4人目の宇宙旅行者となる宇宙服姿の榎本大輔さん=Dice−K.com事務局提供
榎本氏は「発売元のバンダイ社長から世界に20個しかないガンプラをもらった」というほどのガンプラマニア。宇宙では真っ青な地球の眺めながら「ガンプラを作りたい」と目を輝かせる。
宇宙への興味は「物心ついたときから」という榎本氏。今でも『2001年宇宙の旅』『惑星ソラリス』などのSF映画を観賞し「小さいころの夢は宇宙飛行士でした」と話す。
一方で堀江氏と同様、「実際に宇宙に行かなければ宇宙事業はできないと思う」と宇宙ビジネス参入を視野に入れる。費用23億円は単なる趣味ではなく、将来への投資であることも強調。堀江氏より一歩先に宇宙に飛び立ち、ビジネスチャンスとする構えだ。
★ホリエモンも参入
ライブドアの堀江貴文氏も、すでに個人事業としてプロジェクトを組み、宇宙旅行ビジネスに参入すると表明している。堀江氏によると、数十億円規模を出資。ロシアの旧式スパイ衛星を使い「早ければ3年以内、遅くとも5年以内に民間による有人宇宙飛行をめざす」という。費用は現在の23億円から10分の1の2億円強あたりまで値下げしたいとしている。(sankei)