2004-08-14 千葉工大の鯨衛星に試練

 謎に包まれた鯨の生態を解明しようと、千葉工業大(千葉県習志野市)の林友直教授が、学生らと開発した鯨生態観測衛星「観太くん」が試練に直面している。2002 年の打ち上げ後、地上管制局と安定した通信を続けているが、肝心の鯨に観測装置を取り付けられず、観測開始の見通しが立っていない。林教授は「鯨の体に垂直に刺さなければいけなかった。次回は…」と期待する。(共同)