2004-03-04 電通が著名人の宇宙CM、ステーション利用で:文科省は「前向きに検討」

 地球を回る軌道上に建設中の国際宇宙ステーションに著名人や芸能人をロケットで送り込み、テレビコマーシャル(CM)を制作する計画を広告大手の電通が検討していることが4日分かった。

 実現にはステーションを宣伝に利用することを禁じた規則が壁となっているが、文部科学省宇宙利用推進室は「制作ができるよう前向きに検討したい」としている。

 この日開かれた同省宇宙開発委員会の専門委員会に有識者として参加した電通のCMプランナー高松聡さんが「長嶋茂雄さんクラスの著名人を連れて行くという話が現実的に動いている」と明らかにした。

 高松さんは2002年に放映された大塚製薬の清涼飲料水ポカリスエットの宇宙CMを手掛けた。国内の数社から日本人宇宙飛行士や著名人が出るCM制作の要望があり、検討を始めたという。

(編集者コメント:日本メディア界のバラエティ番組感覚の極め付きと言ったところだろうか。)