2011-09-28 SpaceX、サブオービタル実験機開発計画明らかに:Grasshopper RLV

SpaceXはこの度、連邦航空局(FAA)に対し、テキサス州マクレガー実験場でサブオービタル実験機の開発計画申請を提出した。

その内容によると、このGrasshopper RLVは垂直離陸、垂直着陸方式の輸送機で、ファルコン9ロケットの第一段目燃料タンク、メルリン(Merlin)1Dエンジン1基、4つの着陸脚、そして支持構造体とそれに付随する圧力タンクなどで構成されている。高さは30メートル程で、燃料はメルリン(Merlin)1Dの燃料と酸化剤、RP1ケロシン、そして液体水素である。

グラスホッパー開発は3年程度行われるが、打ち上げ台の建設と関連する設備の建設の許可を求めている。マクレガー実験場は現在のSpaceXのロケットエンジン実験場でもある。

計画では年間最大70機の打ち上げを予定しており、ときには一日数回の打ち上げも予定している。代わりに一日数回の打ち上げ失敗もあり得ると。

初期のフェーズ1とフェーズ2の段階の実験では高度200メートル程度まで打ち上げ、45秒後に着陸する。フェーズ3では高度3500メートル辺りまで到達し、燃焼時間も160秒まで達する。