2011-07-10 SSTL、中国向け小型光学地球観測衛星3機を受注

サリーサテライトは、中国向けに高分解能地球観測衛星を3機受注した。発注は、北京を拠点にするTwenty-First Century Aerospace Technology Co. Ltd. (21AT)社。契約額は170.2Mドルで、衛星の製造、打上げ、保険等すべてを含んでいる。さらに独占的に7年間画像を利用できる。支払いは契約直後から開始される。

契約金額については、将来の保険金の変動やコストの変動があった場合は、21ATが責任を持って追加支払いを確約している。

製造はSSTLの子会社となるDMCインターナショナルが担当。DMCは分解能1メートルの光学衛星DMC(Disastar Monitoring Constellation)をすでに製造経験があり、今回の受注衛星も白黒画像で1メートル、カラーで4メートルの分解となる。衛星質量は350kg程度。観測幅は23km、データ保存量は128Gバイト、転送速度は320Mbps。

契約では、ITARに配慮して、衛星の設計には中国人技術者の介入や教育は全く無く、打ち上げも中国ロケットを使わない予定である。