2011-01-16 衛星延命サービス会社設立、米国 Vivisat

米国の宇宙専門ソリューションサービス企業、U.S. Space LLCと、防衛や民間製品開発企業のATKは、衛星の寿命を延長するサービスを提供する新規企業を設立すると発表した。企業名はViviSat(ビビサット)社。ビビサットは静止衛星の寿命を数年間延長させ、衛星オペレータに追加利益をもたらすことを目指す。

ビビサットのミッション延長衛星(Mission Extension Vehicle:MEV)は、既存の衛星にドッキングし、親衛星の推進システムのバックアップとして機能する。このことで、燃料は使い果たしているが、電力が十分に発生していてペイロードに十分な電力供給が継続している場合の衛星のミッション寿命を延長できる。

ビビサットのサービスは、静止衛星のオペレーションを中断することなく、ランデブー、ドッキングを行い、長期の姿勢制御、他の軌道への移動や軌道離脱、間違った軌道から正常軌道への移動といった救済サービスを実施する。

(編集者コメント:この軌道上衛星サービス事業は、ドイツの企業も発表しているが、いまだに実現までのスケジュールは発表されていない。成功すれば衛星通信事業戦略に大きなポジティブな影響を与えることは必須だ。ただ、衛星メーカとしては衛星寿命が延長されることで受注にマイナスとなるかも知れない。)