新しく設立された英国の宇宙機関「UK Space Agency:英国宇宙局」は、NASAとロシアの宇宙局であるロスコスモスとの間で、広範囲に及び宇宙開発事業で協力する覚書に調印した。
NASAは地球科学、宇宙科学、生命科学、宇宙探査等で積極的に協力を希望している。英国宇宙大臣のデビッド・ウィリアムズによると、英国と米国はこれまでも宇宙活動で長期にわたり協力体制を敷いてきており、国際的なプロジェクトや世界クラスの科学や探査での協力関係をより強固なものにしたい、と述べている。
ロスコスモスは商業宇宙活動に積極的で、これまでにもサリーサテライトやコマーシャル・スペース・テクノロジー社との20年以上の渡る共同作業を基盤にして、さらに強い協力関係を続けたいとしている。
その他、英国独自の政策として、宇宙局のウィレッツ局長は具体的なプロジェクトとして、英国初のキューブサット衛星「UKube-1」を開発し、広く専門家、科学者らが競い合って搭載する革新的なペイロードを募集すると語った。
また、オックスフォード国際宇宙革新センター(International Space Innovation Centre)との間で、4.9Mポンド(6.5億円程度)の契約で、地球観測ハブ(Earth Observation Hub)を構築する。このハブは英国の衛星の運用を行い、将来の宇宙ミッションで収集した情報を処理する。
ウィレッツ氏は有能な研修者、技術者への研究資金を提供する研究奨励制度について述べた。工学物理化学研究会議(Engineering and Physical Sciences Research Council)は、総額38Mポンド(50億円程度)の奨励金を提供する。厳しい審査の後、30人のキャリアアクセラレイション研究奨励金を提供する。