米空軍、ステルスタイプのUAV利用を確約

USAFは「カンダ―の野獣:Beast of Kandhar」と呼ばれるUAV、RQ-170の存在を認め、尾翼がなく、主翼表面にセンサーを組み込んだ機体と考えられている。USAFが発表した声明によると、RQ-170の目的はゲイツ国防長官の要求に従って情報収集能力を強化し、無人機への信頼を高めている。ただし、実際の戦闘地域やアフガンでの実利用に多くの疑問が残っていることも事実としている。

 

米、密輸防止にUAV利用

国土安全保障局(HSD)はメキシコ、カナダ、カリブ諸島との国境付近を巡回するために無人航空機の利用を増加させている。兵器は搭載しないが、高々度を長時間飛行し、密輸業者を監視する。沿岸警備隊責任者によると、UAVは非常に有効であり、すでにマリファナ10トンを押収、不法入国者5000人を検挙している。初の海事用無人機は来年一月からフロリダで、さらに夏からはメキシコ湾岸で飛行を開始する。 一方、税関国境警備局は初のプレデターBを導入した。ケープカナベラル付近で試験を開始し、カリブ海沿岸で麻薬密売人監視に利用する。UAVはゼネラルアトミックスアエロノーティカル社が13.5Mドルで製造した。機関としては一機当り11-12Mドルで12から18機を購入する予定である。

フランス軍、Schiebel S-100 UAVを2010年までにテストの計画

フランス陸軍はSchiebel S-100 UAVロータクラフトの評価を2010年一月までに2週間行う。このUAVはタレスオプトニクスアジルの電子光学センサと赤外線センサを2台搭載する。この装置は欧州各国によってすでに試用されている。


米議会、宇宙飛行安全性に集中した公聴会

米議会では、NASAはシャトルの変わる新型ロケットと、前途有望な商業ロケットによる宇宙飛行士輸送に関してもその安全性を高めるために改良し続けるべきであると、議員が発言している。NASA当局によると、議会関係者に対し、新型ロケットはシャトルよりも安全性は10倍は高くなっていると説明している。特にNASAコンステレーションプログラムでは安全性が最優先課題となっている、とも。商業輸送に関しては、NASA安全性責任者は、SpaceXとオービタルに対し、安全性の要求をすでに実施しているが、有人民間宇宙船に関する議論はまだ開始されていない、としている。 NASAのアレス1から民間の有人ロケットへの転換を主張する一人は、公聴会での証言は多少の希望をもって受け止めている。この証言が下院科学宇宙航空小委員会の委員に影響を与えたものと信じている、と述べている。

ソーラープレーン、初飛行に成功

スイス人の操縦士によるソープレーン(太陽光発電を利用する航空機)の試験飛行が成功し、将来の世界一周飛行実現に一歩近づいた。このパイロット、実は熱気球に乗って世界一周を初めて実現した冒険家のバートランド・ピカード氏。ソーラプレーン試験飛行で着陸した地点は長距離飛行ではないが、技術者が設計したとおりに飛行すれば成功する、と語った。実験は成功し、2012年の飛行実現に近づいた。パイロットが搭乗した状態で自らの動力で離陸したこの種の航空機としては初めてのことである。より長期間の試験飛行は来年3月にドイツで開始され、2011年までには最終機が完成する予定である。

NASA、火星用UAVを飛行させる計画

火星探査の予算削減、そして火星での高い宇宙放射線のリスク克服の困難さ等によって、有人火星ミッションが一歩後退した感じである。このような背景を元にNASAは有人火星探査の予備ミッションとしてロボット利用ミッションに方向を変えようとしている。その一つとして、NASAはロケットを搭載した無人機(UAV)を火星上空に飛行させ詳細な画像を撮影する等のミッションを実現する。NASAのアレス火星UAVが火星に到着すると、一時間以上の連続した飛行を行い、これまでスピリッツ火星探査ローバが過去5年間で撮影したエリアの100倍程度のエリアとなる600km程度を撮影できる。NASAはUAV設計にすでに5年間を費やしているが、実際に火星を飛行するまでにはまだまだ時間が必要だ。

STEREO衛星、「太陽津波」を記録

NASAの双子観測衛星「STEREO」は今年の2月に太陽津波を観測していたと発表した。この発見により、かつて欧州が打上げたSOHO衛星が1997年に発見した奇妙な現象の理論が証明されたことになる。当初、SOHOは通常の太陽風とは異なる別の現象を観測していた。この現象を太陽津波と呼んでいた。この現象は地球の生命に致命的な影響を及ぼす一方で、太陽観測科学者にとってコロナガスの噴出や太陽爆発を予想し影響を予期することも可能となる。この現象は地球上の通信、電力グリッド、衛星等に悪影響を及ぼす。

EADSアストリウム、磁気熱シールド開発

欧州の磁気熱シールドを開発している研究者らは今後10年間にこの熱シールドを材料が、従来の融蝕式シールド材に取って代わり宇宙で試験されることを期待している。EADSアストリウムはESAとドイツのDLRの支援でこの新しいシールド材開発を研究している。試験打上げではロシアのボルナ(Volna)ロケットを使用する予定。このロケットは650kgの打上げ能力を有しており、Volanカプセルが搭載ペイロードとなる。このカプセルはマッハ21で大気圏に再突入する。実施中の設計作業では内部体積の範囲内に超伝導コイルシステムを納めるための検討を行っている。さらに、打上げ時の大気ガスによるたわみ、テレメータデータに対する回復修正時に増加する応力に対応するために、打上げ環境、飛翔軌道修正時でも耐えうるコイルの能力を検証している。