2009-12-09 月の無人探査、25年ごろ実施なら4000億円必要 政府が試算

 政府の宇宙開発戦略本部(本部長・鳩山由紀夫首相)は9日、月探査に関する懇談会を開き、日本が2025年ごろに月の無人探査に挑むには約 4000億円が必要との試算を公表した。6月に策定した宇宙基本計画には20年ごろに月探査を目指す方針を盛り込んでいた。来年夏までに実現性を判断する。月探査には希少資源の確保などを巡り中国やインドも参画、競争が激化している。

 試算は宇宙飛行士を送り込む前段階で、全作業をロボットなど無人でこなすと想定。現在の宇宙技術を基に、将来の輸送やロボット技術のコストを見積もった。

 15年ごろに月面に探査機を軟着陸させるまでに600億~700億円かかる。20年ごろにエネルギー供給能力を備えた無人拠点を建設。ロボットが数カ月間の探査に着手し、25年ごろに月の希少資源の利用実験などを始める。これらの総額が約4000億円になる。 (日経)