2007-05-17 韓国、高分解能衛星画像を民間に6月から販売開始:スポットイメージと販売契約調印

韓国の科学技術省によると、韓国が打ち上げた高分解能地球画像衛星「アリラン(Arirang)2号:別名 KOMPSAT2号」が撮影する衛星画像を、フランス企業のスポットイメージを通じて世界中に販売を開始する。予定では6月からの販売となる。

スポットイメージが販売するのは、韓国、米国、中東以外の地域。この地域での販売は韓国国営企業のKARI(Korea Aerospace Research Institute)が担当する。

スポットイメージは画像売上で得た利益の60パーセントをKARIに支払う。契約期間は3年間。もし販売がなかった場合でもスポット社はKARIに$5.4Mを支払うことになる。

この衛星は昨年2006年の6月に打ち上げられた衛星で、高分解能光学センサとマルチスペクトルセンサを搭載しており、衛星開発はKARIとイスラエルのエレクトロオプティックインダストリーズが担当した。分解能は1メートル。衛星開発には7年を要し、開発には$284.9Mを投じた。