2008-02-09 インドの衛星、世界中の地震予測の可能性

インドのリモートセンシング衛星のデータを分析し、地震の予測の可能性を研究しているインド工科大学のラメシュ・シン教授によると、リモートセンシングデータが地球の地殻のストレス分布を示す可能性がでてきた。この分布をさらに詳しく分析することで地球のどの地点で巨大地震が発生するかを予測できるというものである。

教授らは2001年1月26日に発生したBhuj地震をケーススタディに取り上げている。この場所のIRS-1D衛星による地震発生前と後のLISS-Vカメラから収集された画像を比較している。分析によると、地震前後に明らかにストレスの方向が変化していることを発見した。

教授らはこの分析技術を応用し、世界中のストレス分布図を作成することで、地震災害が発生する場所を予測できる。将来的にはこのストレスの特徴を把握することでストレスの方向を世界のストレス地図に加えることで地震の発生場所の特定技術の開発につなげたいとしている。

(編集者コメント:図のように世界で発生する地震の場所はほぼ決まっている。日本は世界の中でも先進国の中でももっとも地震の発生率が高い場所である。しかしながら、地震研究予算のほとんどは、旧来から続いている地質学研究者を中心とした一部の派閥に配分されている。その結果、地震予測という点では不可能という結論を出している。そして「今後30年間に発生する可能性は10パーセント」などといった利用価値の無い結果を発表し続けている。ちなみに、神戸大地震が発生した断層の地震発生確率は、30年に7-8パーセントといった感じだった。その結果、確かにゼロではなかったので予想はあたったことになるが、実利用にはまったく役に立たなかったし、防災という点ではまったく意味を持たなかった。

資金が豊富にあり、知識も技術も豊富にある国で地震が多発しているのは日本だけである。この国が地質学のみからの視点ではなく、あらゆる視点、そして独創的な視点から地震災害防止、そして地震予知の可能性を追求するのは、世界への貢献であり、主導的立場を取るべきであると感じる。衛星利用もその一つであることに変わりはない。でもJAXAはまったく興味を示していないし文部科学省も興味を示さないのはなぜだろう。)