2005-03-09 自民、日本版GPSで合同部会設立・内閣に運用組織設置へ

 自民党は9日、日本初の全地球測位システム(GPS)衛星の実現に向け、内閣、国土交通など関係7部会による「測位・地理情報システム合同部会」(座長・額賀福志郎前政調会長)を設立し、初会合を開いた。

 会合では、内閣に運用組織を設けるための省庁設置法の改正や、土地に関する様々な測位情報をGPSの電子情報で統一するため測位・空間情報基本法(仮称)の制定を目指す方針を確認した。

 額賀氏は「衛星の打ち上げに伴う政府の受け皿をしっかりする必要がある」と述べ、内閣直轄で推進する態勢の構築が必要との考えを強調。「2006年度予算案の概算要求までに一定の方向付けをしなくてはならない」として、今夏をメドに基本方針をまとめる意向を示した。