2004-02-12 韓国人初の宇宙飛行士、07年ごろ誕生

韓国人初の宇宙飛行士が07年ごろ誕生する見通しだ。科学技術部は、韓国人初の宇宙飛行士輩出計画を民間人主導に転換するものの、宇宙飛行士の選抜と訓練、国際宇宙ステーション(ISS)に送る過程などを積極的に支援し、07年ごろにその結果が出ると見込んでいる。

先月30日、呉明(オ・ミョン)科学技術部長官が盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に今年の業務計画を報告する席で、政府主導の宇宙飛行士輩出計画を発表したが、「‘展示行政’という批判が出る可能性が高い」という理由で留保された。しかし約10日ぶりに民間主導に方向転換されたのだ。

科学技術部の孫在英(ソン・ジェヨン)宇宙航空技術課長は「年内に主管機関の選定など推進体系と計画をまとめた後、来年中に宇宙飛行士候補を選抜し、2〜3年間の訓練を行う。実際に宇宙ステーションに飛行士を送るのは07年ごろになるだろう」と述べた。

宇宙飛行士候補は、科学技術部が選定した主管機関が全国民を対象に、地域予選と決選を経て3〜10人ほど選ぶ見通しだ。 科学技術部は候補らをロシアなどに送って宇宙適応訓練を受けさせた後、宇宙船搭乗者1人を最終確定し、国際宇宙ステーションに送る計画という。

科学技術部関係者は「最終選抜過程まで、宇宙空間での生活、宇宙服の原理など、国民の関心を集めることができるため、投入される費用以上の広報効果を収めることも可能だ。科学技術の底辺を広めるのにも寄与するだろう」と語った。(中央日報)