2016-02-29 産業革新機構、宇宙ごみ回収・除去を担うベンチャー企業に出資へ

産業革新機構が、宇宙ごみの回収・除去を担うベンチャー企業に、数十億円規模の出資を決めた。
関係者によると、官民ファンドの産業革新機構は、宇宙ごみの回収・除去を担うベンチャー企業「アストロスケール」に、20億円から30億円規模の出資を決め、世界初の技術を支援することになった。
宇宙ごみは、宇宙空間に漂う人工衛星同士がぶつかって、破片になったものなどで、確認されたもので2万3,000個以上、小さなものを含めれば、1億個以上あるともいわれている。

「アストロスケール」は、2016年12月に、衛星で宇宙ごみの実態調査を行う計画。

(編集者コメント:出資は素晴らしいことだし成功を期待したい。だが、一体ゴミ回収に誰がお金を払うのだろうか。回収した結果軌道変更による衝突が起きたときの責任はだれが取るのだろうか。過去に世界中の多くの企業、機関が挑戦してきた課題。ロボット衛星開発の時期もあった。しかしいまだにどこも正式にデブリ回収事業を立ち上げていないし技術も確立していない。提案はたくさんあったが。)