2011-11-30 日本、初の地球観測衛星輸出

日本初の地球観測衛星輸出国がベトナムになる。衛星は2機で、レーダ観測衛星。衛星は日本の官民共同で開発中のASNARO(Advanced Satellite with New System Architecture for Observation)衛星をベースにして設計される。最初のアスナル光学衛星はロシアのドネプルロケットによって2012年末に打ち上げを予定している。

日本政府はこの新EO衛星開発に向けてODAにより資金提供する。ODAによる開発援助額は926億円で、積出港の建設、高速道路プロジェクト、ベトナム自身による洪水対策等の費用も含まれる。

約半額となる464億円が衛星2基のプロジェクトに振り分けられる。プロジェクトは10年間程度の長期プロジェクトで日本が地上局の建設、技術者の訓練、地上管制官の訓練も含まれる。

日本政府は今後2年間で72億円を提供し、Xバンドの衛星開発を開始、製造は日本企業のNECが担当し、打ち上げは2017年を目標とする。2機目の衛星は2020年ごろの打ち上げで組み立てはベトナムで行われる。

ペイロードの仕様を両国で今後煮詰め、初期費用の一部がベトナムでの組み立て、インテグレーション、テストセンター設立に向けた技術者訓練に使われる予定。

衛星開発にODAを使うのは日本としては初めてのこと。資金はJICAを通して提供される。JICAにとってもEO衛星開発で資金援助を行うことも初めてとなる。