デンマーク人のボランティア・チームが、「人間を宇宙に運べるロケット」を1週間以内に打ち上げる予定だ。民間からの寄付金と資金援助ですべての資金が賄われたこのプロジェクトを主導するのは、Kristian von Bengtson氏とPeter Madsen氏だ。
ロケットは『HEAT1X-TYCHO BRAHE』と命名されている。[ティコ・ブラーエは16世紀後半のデンマークの天文学者。厖大な天体観測記録を残し、ケプラーの法則が発見される基礎を作った]
最初の試験機は、実際の人間ではなく、衝突試験用の人体模型を搭載し、設計の安全性を分析する。同チームが建造した水上発射台から8月31日(現地時間)に打ち上げられる予定だ。発射台は、Bengtson氏とMadsen氏が最新のプロジェクトとして建造した潜水艦『UC3 Nautilus』号によって、バルト海の真ん中まで曳航される(上の画像)。
[上の画像にも見えているUC3 Nautilus号は、初航海2009年5月。全長18メートル、8人乗りで、個人が所有する潜水艦としては世界最大という。建造費用20万ドル]
Bengtson氏とMadsen氏は、『SomethingAwful』というウェブ・コミュニティのメンバーだ。そのサイトには、いくつかの写真やQ&Aが掲載されている。
ロケットの中にいる人が死ぬ確率について、2人は次のように答えている。「2003年の空中分解事故で宇宙飛行士が犠牲になった『コロンビア号』と違って、われわれが建造したロケットは軌道速度には達さない。『大気圏への再突入時に無残に焼死する』可能性は非常に低い」
とはいえ、ロケットは音速の壁を破るので、カプセルの中に立たされるパイロットには、かなりのg力がかかる。このため、宇宙飛行士は両腕しか動かせないが、カメラや手動制御機能、脱出用ハッチ、予備の酸素マスク、そしてエチケット袋の操作・取り扱いは可能だという。
ロケットが、チームの当初の目標である高度150キロメートルの準軌道に達して、再び降下し始めると、パラシュートが落下速度を遅らせる。チームは、GPSリンクと「高速船」でロケットを追跡する予定だ。
成功すると、デンマークは、人間を宇宙に送る4番目の国となる(米国、ソ連、中国に次ぐ)。また、政府の支援なしでという条件になると世界初の国となる。(Wired Vision)
(編集者コメント:はやり狩猟民族、肉食系社会のなせる技か)



Frumpykvetchbot