2010-08-25 宇宙からの再突入を制御-SHEFEX II向け飛行制御システム開発 DLR

 以前から新規性が話題となっていたドイツ宇宙航空センターDLRが開発する非円錐形ロケット先端部。実験機の名前も「鋭いエッジをもつ飛行実験機:SHarp Edge Flight EXperiment」、略して「SHEFEX」、その2号機がSHEFEX IIとなる。

このロケット先端部の特徴は、大気圏突入時に飛行経路や姿勢を制御出来ること。DLRはの大気圏突入時の飛行をコントロールする空力飛行制御システムを開発した。これは、基本的には尾翼を制御する。

開発したのはDLRの飛行システム研究所。ロケットの先端部分の先尾翼を制御する。初の地上試験では順調に制御に成功した。先尾翼(canard)制御システムはロケットの大気圏再突入の姿勢と空気の流れを自動的に調整する。通常の航空機の姿勢を変更するメカニズムに似ているが、高度100km-20kmの上層大気圏での制御はまったく異なってくる。

100km上空はほとんど真空に近いため空力力は働かない。新しいステアリング翼システムは極端な空力と熱負荷にさらされる。部品は高熱に耐え、大きな加速度と高い空力負荷に耐える必要が有る。

SHEFEX IIは2011年にオーストラリで打上げを予定している。ウーメラから高度200kmまで打上げられ、落下させる。打上げから着地まではおおよそ10分程度と見られている


飛行制御システム部分