2010-08-11 安全で効率的な衛星軌道離脱技術

衛星等が使用済みになっても軌道上をゴミとして飛行し続ける「宇宙デブリ」問題は刻々と深刻度を増している。この問題を解決する技術が待たれている。

米国のグローバルエアロスペース社(Global Aerospace Corporation:GAC)は、宇宙デブリ解決に、風船を検討している。

GACはこの技術をGOLD(Gossamer Orbit Lowering Device:極薄軌道降下装置)を呼んでいる。原理は単純。低軌道を飛行する衛星に、膨脹するGOLDを取付けて打上げる。この衛星の利用が終了した時点で、この風船をふくらませる。風船は超極薄材料で作られている。

軌道には僅かだが酸素分子等が存在し、抵抗力を発生する。風船は抵抗力を増し、数ヶ月で軌道を離脱するように飛行速度を低下させる。風船の直径は約百メートル。