燃料消費削減と炭素排出量削減の要請を受け、航空機産業もその方向を無視できない状況に来ている。
NASAとボーイングは、より燃費効率の高い航空機エンジンの開発を進めている。最近ボーイングがNASAに提案した設計はシュガーボルト(SUGAR Volt)と呼ばれる技術で、NASAのN+3イニシャチブの一環として開発が進められる。N+3とは、NASAが進める3世代先の航空技術研究開発プロジェクトである。
シュガーボルトはハイブリッドエンジンに似ている。ツインエンジンはエンジンの補助として電動モータを使用している。そのことで、燃料効率を70パーセント高めている。しかしこの原理は再生可能な部分は無い。
シュガーボルトの電動モータは航空機に動力を与えるのではなく、ジェットエンジンから発生する髙温度の空気に低温空気を混合させるファンを回す。高温空気に対する低温空気の割合を増やすことで、タービンを通過する空気温度を低くする。結果的にエンジンの推進効率を上げることで燃焼効率を高めることが出来る。