議会委員会、商業宇宙飛行を調査

米下院輸送基盤航空小委員会は米国商業宇宙飛行の安全性と規制に関して2回目の公聴会を開催する予定である。この小委員会ではNASAスペースシャトルの引退に伴って今後3年間の間に規則の変更を検討する。XCORはサブオービタル有人宇宙飛行を計画しているし、スペースXも国際宇宙ステーションへの物資輸送を検討、さらには最終的にはクルーを輸送することまで計画している。さらに委員会では宇宙旅行と民間宇宙港が航空交通管制や全米航空システムの効果的使用を検討し、乗客やクルーの安全性の必要性も検討する。
航空宇宙コンサルタントで元FAA商業宇宙輸送副局長のスミス氏は次のように書いている。ある政策立案者は、民間の宇宙旅行コストが政府のプログラムよりも低い場合は、本来安全性も低いはず、という不当な論理の飛躍をしているように思える。スミスはアレスプログラムの安全性と設計を批判している。そして、民間有人宇宙飛行がNASAの過去の打上げとは異なる規定の枠組みで実施されるにもかかわらず、民間のクルー輸送システムは安全性という意味ではより低い規則で運用されることを意味していないことを認識することが極めて重要であると指摘している。つまり、民間宇宙輸送が政府の宇宙飛行よりも危険だという判断は間違っている、ということだ。スミスによると、FAAの商業宇宙輸送局は、NASAや空軍、そして他の機関と共同で規則を作成しており、NASAが要求することと異なっていても決して劣っていることはない、と述べている。スミスは、安全性と低コストは直接関連しておらず、特に有人宇宙飛行については安全性と低コストの両方を要求しても良い時代に来ている、と結論づけている。

BAEシステム、警察の利用向けUAS開発中

BAEシステムズは軍事向け無人機(UAS)を警察向けに利用するために開発中である。利用分野としては不法入国監視、麻薬密輸入監視を英国海岸線に沿って行うために有用である。現在、BAEシステムズはケントとエセックス警察と協力し、UAS(Unmanned Autonomous Systems)を利用して海事監視や国境監視のために2012年には配備する計画である。BAEとしては、二機の主要UASであるHERTIを想定している。HERTIは海岸線や国境監視には最も適していると言われており、音楽フェスティバル等の大規模イベントの上空をホバリングできるGA22飛行船も検討している。しかし、当面はUASは船舶や国境監視に特化する目的で開発する。