2006-03-21 ロシア、全地球測位システムGLONASSを世界に開放

ロシア政府防衛当局によると、ロシアが運用している全地球測位システム「GLONASS」を来年にもロシアの一般市民に開放し、さらに再来年には世界中の一般市民にも開放すると発表した。

GLONASSは米国のGPSと同じシステムである。1970年代に開発され、ロシア政府もこの衛星システム改善に全面的に予算を配分している。もともとは24機の衛星で構成されていたが、いくつかはすでに機能停止状態で、現在は17機が機能している状態で、その内2機は異常が発生している。

ロシアのオイルマネーが潤沢になりつつある中、政府としてはシステムを完全復活させる予算を獲得し、すぐにでも24機の衛星の体制を期待している。