2005-07-27 宇宙食ラーメン「スペースラム」、日清食品が公開

お湯で戻した「スペースラム」を手にした安藤百福氏=27日午前、大阪府池田市で

 日本時間の26日深夜に飛び立った米スペースシャトル・ディスカバリーでは、野口聡一さんの特別メニューに宇宙食ラーメン「スペースラム」が採用された。開発した日清食品が27日午前、同社の「インスタントラーメン発明記念館」(大阪府池田市)でその実物を報道陣に公開した。

 スペースラムは揚げためんを、とろみのついたスープで包んだ一口大の塊状。三つセットでプラスチック製の容器に入っている。宇宙空間で飛び散らないための工夫で、同社の即席めん「カップヌードル」をベースに宇宙航空研究開発機構と共同開発した。

 口に含むとスープがじわっと溶け出し、カップヌードルの味がしてくるが、本来より香辛料が多めで温度もぬるい。無重力状態では嗅覚(きゅうかく)が鈍るため味付けを濃くしたほか、シャトル内のお湯の温度制限を考慮し、70度のお湯で5分で仕上がるようにした。しょうゆ味やみそ味など4種類。ただ、市販の予定はないという。

 シャトルにラーメンが積み込まれたのは初めてという。同社の創業者で、世界初の即席めん「チキンラーメン」の開発者である安藤百福氏(95)も姿を見せ、「ラーメンが宇宙に行くなんて夢のようだ」と語った。(Asahi.com)