2003-02-26 シャトル耐熱タイルに通常あり得ぬ損傷…事故調委員長

米スペースシャトル「コロンビア」の事故調査委員会は25日、テキサス州に落下したシャトルの耐熱タイルに「通常の大気圏突入でできるものではない損傷が見られる」(ゲーマン委員長)と発表した。今後、事故原因との関係を詳しく調べる考えだ。

 この耐熱タイルはテキサス州ダラスの西約500キロで発見された。公表されたタイルの画像は2種類で、いずれも表面が激しく傷つけられたか、溶けたような状態で損傷しており、一方にはオレンジ色の斑点が多数ある。通常の大気圏突入時の熱では、これほどひどく傷むことはないという。

 また事故調のディール委員は、打ち上げ翌日にコロンビアのすぐ近くを飛んでいた物体(縦30センチ、横40センチ)について「位置関係や動きから見て、荷物室の内部などから離れた可能性がある」と指摘した。これに対し、米航空宇宙局(NASA)はこれまで「廃棄した水分が凍ったものではないか」との見方を示している。

 NASAは同日、コロンビアの飛行中の画像も公表したが、左翼の破損など事故に関する兆候は確認できていない。(読売新聞)

(編集者コメント:ある情報筋によると、ニューメキシコ州ホワイトサンズにある米国空軍基地には、ブッシュ政権が推し進めるミサイル迎撃システムの中の宇宙レーザーシステムが完成しており、宇宙を飛翔する物体を追跡し、ダメージを与える能力を備えているらしい。そして今回のコロンビアを試験的にレーザー光線でトラッキングしていたが、その影響によってシャトルに不具合が発生した可能性もあると情報筋は述べている。このような話もなにやら信憑性が出てきそうなタイルの写真の発表である。)