2003-02-19 世界宇宙飛行士会議、10月に日本で開催

日本や米露などのベテラン宇宙飛行士7人が19日、東京都内で記者会見し、日本人飛行士の毛利衛さん(55)は「シャトル事故を受けて、危険を冒してまで宇宙に行く必要はないという声も出ているが、私たちは危険を覚悟しており、宇宙開発の意義を子孫に伝える責任がある」と語った。

 宇宙ステーション「ミール」で1年を超す滞在経験があるロシアのセルゲイ・アブデエフ飛行士(47)は「国際宇宙ステーションを現在より1人少ない2人で運用することは可能」と指摘した。

 一方、1990年にロシアの宇宙船で日本人として初の宇宙飛行をした秋山豊寛さん(60)は「宇宙飛行には危険が伴うとはいえ、まず安全を優先すべきだ」と強調した。

 今年10月、東京で「世界宇宙飛行士会議」が開かれるのに先立つ会見。宇宙飛行経験を持つ29カ国、約300人のメンバーで構成する宇宙探検家協会の主催で約70人の飛行士が来日、岩手、広島、鹿児島県など全国でイベントを行う予定。

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