1月中に初の打ち上げが予定されている欧州のベガ小型衛星ロケットが、打ち上げ価格として約3200万ユーロ(42Mドル)が発表されており、ロシアの弾道ミサイルを利用したロケットに価格的に対抗できるレベルとみられている。打上げはギアナ宇宙センターで、プログラムマネージャによると開発時から競争力を優れるように設計されている、と述べている。Vegaロケットのメイン製造企業はイタリアのELV SpA。Avio社がELVの株式70パーセントを保有し、残り30パーセントをイタリア宇宙局が保有している。
年4回の打ち上げが可能となれば、価格は現在の32Mユーロが22Mユーロまで低下するとしている。現在の打ち上げ頻度は年2回となっている。ベガロケットの競争相手は、ロシアとドイツの共同開発であるRockotを打上げるEurockot打ち上げサービス社(Eurockot Launch Services GmbH)、ロシア-ウクライナのドネプルロケットである。最近のロシアは急激なインフレによってロケット価格も急上昇している。最近Vegaロケット受注としてはESAのSentinel地球観測衛星の競争であった。相手はRockotであった。
インドのロケットは、インド政府の衛星を打ち上げることで手一杯であり、さらに米国のITAR規制の問題で多くの商業打ち上げを困難にしている。SpaceX社は大型ロケットのFalcon9ロケットに集中していることから、VAGAロケットとは競合しない。
このように、Vagaロケットの競争力は高まっており、32Mユーロの打ち上げコストでも十分利益確保が可能としている。