2011-10-30 NASA、最新鋭の気象観測衛星NPOESS予備プロジェクト NPP打上げ成功

米国の最新気象観測衛星となる米国極軌道環境観測衛星システム(National Polar-orbiting Operational Environmental Satellite System:NPOESS)の予備衛星となるNPP(
NPOESS Preparatory Project )衛星が打ち上げられた。この衛星はNPOESSの前哨的な衛星となり、EOS TerraとAquaミッションの間を埋めることで継続的な気象観測を可能とする。また、NPOESSで使用される重要なセンサーの評価とリクス低減を目的とする。

搭載センサーは、全地球の大気温度と湿度、海面温度、陸域と海洋の生物学的生育性、雲とエアロゾルの物理的特性、全地球のオゾンレベル等を観測する。

NPOESSプログラム全体そのものは2010年に中止となった後、NPPは唯一残されたミッション。2014年~2015年に打ち上げ予定のJPSS-1(Joint Polar Satellite System)と連携してJPSS気象観測衛星システムの一つとして運用される。

国防総省は防衛気象衛星システム(Defense Weather Satellite System:DWSS)の運用を計画している。詳細は非公開。国家安全保障の利用として開発される。

NASAとしては国防とは別に独立した気象観測、地球観測衛星としてNPPを打上げた。より確実性の高い短期的気象予報を気象学者に可能にさせるためのデータを提供する。総開発費は1.5Bドル。

運用機関:NASA、NOAA
衛星開発企業:ボールエアロスペース、契約額248Mドル
搭載ペイロード:VIIRS(Visible Infrared Imaging Radiometer Suite), CrIS(Cross-track Infrared Sounder), ATMS(Advanced Technology Microwave Sounder), OMPS(Ozone Mapper/Profiler Suite)、CERES(Clouds and the Earth Radiant Energy System)
電力:太陽電池パネル、電池
寿命:設計7年、ミッション期間5年
衛星バス:BCP-2000
質量:2041kg
軌道:太陽同期軌道 824km
打ち上げロケット:Delta-7920-10C