2011-07-19 NASAのケネディー宇宙センタ、シエラ・ネバダ社と宇宙アクト契約

NASAは、政府機関でありながら、民間企業とのプロジェクト契約を迅速かつ簡素化するために、通常の契約とは別の契約手法を採用している。この宇宙アクト契約(Spae Act Agreement)により、中小企業も含めた多くのプロジェクトが調印されている。

今回、ケネディー宇宙センターと、宇宙往還機を開発するシエラ・ネバダ社との間で宇宙アクト契約が調印されたことで、シエラ社が開発を進める宇宙往還機「ドリームチェイサー」の実現のために、ケネディ宇宙センターの全面支援を受けることが可能となり、人材や施設、ノウハウのすべてを利用することが可能となる。

シエラ社はNASAがすすめる「民間クルー開発(Commerccial Crew Development Program)」の参加企業の一つに選ばれており、第二段階の開発契約として80億円程度をNASAから支給されている。

ドリームチェイサーは、もともと開発企業であったSpaceDev社創立者のジム・ベンソン(数年前に死去)の発案。その後紆余曲折の末、SpaceDev社を去ったベンソンは、独自にDream Chaser開発を進めるために、Benson Space Companyを設立。その後、ULAに吸収されている。

一方、SpaceDev社は2008年12月にSierra Nevada Corporationに吸収され、現在はDream Chaser開発を進めている。