ESAは、”しし鼻形”宇宙往還機を打ち上げる計画を発表した。この往還機「IXV」(The Intermediate eXperimental Vehicle)は、スペースシャトルの翼や先端部分を切り捨てた感じの形状をしており、2年以内に打ち上げられる。宇宙ステーションのコンポーネントを製造しているタレスアレニアスペースがこの往還機の製造を担当する。
IXVの機体重量は2トン、翼は無く、飛行中の姿勢を制御するフラップが後部に付いているだけ。打ち上げロケットはVegaで、時速2万6千キロメートル、高度450㎞まで到達する。そして地表に帰還し、最後はパラシュートを開いて太平洋上に着水する。
飛行は自動制御で行われ、従来よりも操作性では精度も向上している。また、最近ESAより開発のゴーサインが出たスカイロン(Skylon space plane)から分離して宇宙飛行することも可能である。Skylonは英国のReaction Engines社が開発する再使用型宇宙往還機でエアブリージングエンジンを搭載する。
ESAは2009年12月にタレスアレニアスペース/イタリアとの間で技術の開発契約を調印している。製造開始の準備が整っているとのこと。
現段階ではIXVは試験機だが、いずれは国際宇宙ステーションまでの物資輸送機開発の結びつける予定である。打ち上げは2013年の予定でギアナ宇宙センターが射場となる。


Skylon