オランダのベンチャー企業、Spacelinq社は、欧州初の宇宙定期便飛行実現に向けて一歩前進した。将来のEU宇宙港としてオランダのLelystad空港が認定された。この空港は海に近いこと、北海軍事予備空域に近いこと、等の条件が揃っている。さらに、十分なオープンスペース、必要な陸地、そして必要な産業基盤が揃っていることも、Spacelinqが本拠地に選択した背景がある。
宇宙飛行分野は、世界的に政府予算削減の流れの傾向にあり、このことから民間資金で宇宙飛行を実現しようとする流れを作っている。この民間商業宇宙飛行ビジネスは、オランダとドイツ宇宙機関向けにビジネスを期待している。
高度100kmの宇宙飛行定期便ビジネスは、微小重力実験、天文学、気象学研究、そして小型衛星打上げなどに期待されている。バージン・ギャラクティックがこの事業では先行しているが、欧州初ということで、欧州市場を取り込もうとする思惑である。
ESAもサブオービタル飛行には興味を示しており、今年2月にESAのRIF(Request for Information)公募にSpacelinqはサブオービタル飛行サービスを提出している。
Spacelinqの航空機には、パイロット1人、乗客5人が搭乗し宇宙旅行サービスを提供する。Spacelinqとしては、オランダのアムステルダムが欧州、あるいは世界最大の旅行基地であり、ホテル、博物館、レストラン、文化的な催し物等がすべて揃っていることに魅力を感じていることも、オランダを宇宙港に選んだ理由でもある。
