2010-08-23 細菌、宇宙空間で553日生存 ISS

英国の研究者が実施した細菌の宇宙実験で、過酷な宇宙環境に553日間さらされながらも生き延びていることがわかった。現在、この細菌は英国通信講座大学(OU)の研究室で成長を続けている。

このバクテリアは英国南海岸のビールの断崖から採取されたもの。細菌が宇宙環境にどの程度耐えられるのかを確認するために、宇宙ステーション外部に実験装置が設置されていた。

この実験は、細菌が将来の太陽系飛行する宇宙飛行士にとって利用価値があるかどうかを確認する研究の一部として行われた。

研究者のカレン・オルソン・フランシスがBBCニュースに語ったところによると、全ての物質を再利用するために生命維持装置に細菌を利用することを提案をしている。また、月や火星探査基地が発展した場合、岩石から重要な鉱物を抽出するのに生物採鉱用バクテリア利用の概念も可能。また、岩石に細菌を潜り込ませ、まが生物の種さえも存在しない惑星に生物を輸送することも考えられる。

ビールの再気温はESAの技術暴露装置を利用した。この装置は欧州コロンバスモジュールの外部端に設置されている実験装置群である。

バクテリアの胞子は宇宙で数年間生きられることは知られているが、今回の細菌はこれまで最も長期間宇宙で生存したGloeocapsaと呼ばれるシアノバクテリア(藍色細菌)である。