2010-08-17 最先端軍事通信衛星打上げ

AEHF(The Advanced Extremely High Frequency)衛星が打上げられた。開発はロッキードマーチン。衛星バスは高信頼性、短期納入のA2100。AEFHは従来のMilstarⅡ衛星より広帯域幅が可能となる。主に紛争地域のビデオ画像転送等に使用される。プログラムとしては6機が打上げされる予定で、コストも12.4Bドルが見込まれている。

(編集者コメント:AEHF衛星群システムは、Milstar衛星群の全処理能力の最高で12倍の能力を有している。シングルユーザーの場合のデータ伝送速度は、1.544Mbpsから8Mbpsに増加する。伝送速度性能とともに新システムは、ユーザーアクセスを改善するためにスポットビーム数を10倍にしている。これらの小さなビームは、小型と大型の端末装置に対する信頼性向上とデータレート改善、及び敵からの妨害や傍受を最小限にするためにビーム出力を集中させている。

全体的にはAEHF衛星システムのネットワークは、Milstarの2倍の戦術ネットワークをサポートする。ネットワーク能力の改善は、国際パートナーとの互換性確保に役立つ。Milstarから見ても、AEHFとのクロスリンクは、ルーティング(最適な送信経路選択機能)を強化し、地上の混乱から被る被害を減少させることが可能となる。新しいクロスリンクは、現在のMilstarの伝送速度の数倍の速さで運用される。

予定では2010年までには、陸海空軍と海兵隊向けに2500台の防御通信用端末を準備する計画である。高中低速伝送速度の携帯型、移動体向け、固定向け端末は地上部隊、航空機、艦船、潜水艦をサポートする。標準的なアンテナは、直径が数センチメートルから約3メートルまでと多彩である。衛星通信端末で転用が可能な端末は、FAB-T(Family of Advanced Beyond line-of-sight Terminals)、SCAMP(Single-Channel Antijam Man-Portable Terminal)、SMART-T(Secure Mobile Antijam Reliable Tactical Terminal)、そしてSub HDR(Submarine High Data Rate)システムである。

宇宙管制センターには、通信管理、移動体指令管制センター、SGLS/USB(Satellite Ground Link Standard/Unified S-Band)衛星管制、EHFインバンド衛星管制で構成されている。CCS-Cは、SGLS/USBのコマンド能力を提供するためにAEHF衛星コントールとインタフェースを持っている。)