国防省の先端研究機関であるDARPAは、宇宙船向けソフトウェアから軍用車両といった広範な分野での新規アイディアを、航空宇宙分野と軍需産業界のみならず、他の専門分野からも募集する方針だ。
DARPAはこれを「イノベーションの民主化」(the democratization of innovation)と呼んでいる。あるいは、群衆ソーシング、つまりインターネットを利用して巨大なコミュニティに対するアウトソーシング(crowd-sourcing)とも呼んでいる。似た事例としてはオープンソースのソフトウェアやウィキベディアをイメージしている。
DARPAの問題解決手法としてこのアプローチを採用した事例としては2009年12月に行ったネットワーク・チャレンジプロジェクトである。これは全米に場所が非公開の10機の気球を見つけるためにSNSを通じてチームを編成して、気球を発見するゲームを行った。MITのチームは5千4百人のチームを組み9時間で気球を発見した。