NASA、小惑星追跡期限の2020年に間に合わず

大都市を破壊するほどの大きな小惑星が2020年頃の地球に衝突するかもしれないと噂されている中、NASAはこの小惑星追跡の議会承認を得られそうもないことが報告書から判明した。これは地球近傍物体(Near-Earth Objects)監視のための政府予算が承認されなかったため。メリーランド大学マイケル・アーン教授が中心となるNRC(米国学術研究会議)の報告書によると、NASAは2022年までに追跡ミッションを終了するためには物体を探査する宇宙望遠鏡の打上げが必要としている。より安価な方法として望遠鏡に予算を配分し2030年当りに目標の90パーセントを達成する。委員会ではより積極的な小惑星研究を求めている。小惑星問題は、すでに他の自然災害と同様に、被害を小さくすることも検討される段階に来ている。

NASA、宇宙ミッションデータ伝送改良を希望

NASAは宇宙ミッションのデータ転送速度をより高速にすることを検討している。現在は、三世代続いている宇宙通信ネットワークを統合することでデータ伝送速度をなんとかカバーしているが、これをより高速でより効率的で21世紀にふさわしく、月や火星、さらにその先でもデータが伝送できるようにする。NASAとしてはさらなる税金を投入せずに実現しようとしている。予定としては現在よりも伝送速度を50倍速くする。現在のシステムは10年以上にわたって更新されていない。

宇宙ステーションの軌道高度、5km上昇

ロシアのスペシャリストは宇宙ステーションの軌道高度を5km上昇させた。ただし、ステーションのクルーはこの作業には参加しなかった。

インド、GSLV-Mk-IIIの静止試験成功

インドはGSLV-Mk-IIIロケットで使用する固体ロケットブースターの静的試験を終了した。このブースタにより、より大型の衛星を打上げることが可能となる。この固体ブースタは世界で三番目に大きなものとなり、シャトルの再利用型固体ブースタ(RSRM)と、アリアン5のP230ブースタに次いで大型となる。

ESA、今年にもデータ中継システム構築開始

ESAは今年にも提案中のデータ中継衛星システム構築のための予算獲得が最終承認されるよう検討している。この「欧州データ中継衛星:European Data Relay Satellite:EDRS)はそもそも2008年に暫定的には承認されていたが2010年まで持ち越し議題となっていた。1983年に打上げられたNASAのTDRS(Tracking and Data Relay Satellite System)に似たシステムではあるが、ESAはより低コストで実現する。このプログラムは民間企業との共同作業となり、欧州の宇宙ミッションではよく使用される官民協力事業となる。EDRS衛星第一号が2013年に打上げられるときに、ESAの準備衛星となるアルテミス衛星が運用を完了する予定となっている。

中国初のステーションモジュール「Tiangong」、宇宙遊泳無しか

中国初の宇宙ステーションモジュール第一号の打上げは2010年か2011年始めに迫っているが、より長期間となる小型宇宙ステーションモジュールには3人の宇宙飛行士が搭乗する。しかし搭載品目によると三人が着用する船外活動用宇宙服は含まれていない。しかし、新しい宇宙服の試験やより長期滞在、より多くの実験を実行することは可能となる。1号機では船外に手すりはないが、2号機、3号機には船外活動では必要となる手すりが船外に設置された設計となっている。