2007-06-26 韓国、独自の宇宙技術確立を目指す

韓国は今後10年間に、独自に衛星及びロケット技術を確保するために3.6兆ウォン(4700億円)を投資する。宇宙開発促進10年計画では航空宇宙部部門によって独自のノウハウと基盤を整備し、海外からの支援を最低限に抑える。

韓国は1990年代には海外のロケットに搭載して6個の多目的観測と科学目的の衛星を打ち上げており、2個が現在も稼働中である。現在6個の衛星を開発中でもある。

ロケット開発も進め、独自の技術確立に資金が投入される。国営のKARI(Korea Aerospace Research Institute)は現在2段式ロケットKSLV1(Korea Space Launch Vehicle)を製造中であり、ロシアの支援が投入されている。打ち上げは来年お終いごろに打ち上げ予定。

この打ち上げは同国国内から初めて打ち上げられる衛星とロケットとなるため大変重要と認識されている。予想では総勢3600人の技術者が衛星及びロケット開発に投入される予定。

政府としては航空宇宙は極めて重要な将来の成長産業と位置付けており、2006年以来宇宙科学分野に同国の研究開発予算の3パーセント以上を割り振っている。