2007-05-14 イリジウム、次世代衛星群の設計に期待:売上順調

一時は倒産した衛星電話システムのイリジウム。2007年3月31日時点の契約者数は18万3千人。これは2006年第一4半期の14万8千人から23.6パーセントの増加となっている。また同年第一4半期の売上も52.7Mドル、EBITDAも13.6Mドルと好調を維持している。2006年全体でみると売上は212.4Mドル、EBITDAが53.8Mドルとなっている。

イリジウムCEOのマット・デッチによると、9601データ受信装置は市場に受け入れられ、防衛市場を中心に四半期の売り上げ予想より4倍の売り上げとなった。今後は海洋分野、航空、M2M(機械同士)産業分野でも営業を積極的に行うことで良い結果が期待できると述べている。

さらにデッチ氏は、契約者獲得のために地上局の拡充としてノルウェーでの建設、さらに音声データサービスの世界市場獲得を促進するために中国の新たなゲートウェイを設置するとしている。